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【石膏鋳造とは?ダイカスト試作で選ばれる理由を解説】

【設計現場の悩みを解決する「第三の選択肢」】
製品開発の現場では、「量産前に実機に近い品質で試作したいが、金型を起こすほどの数量ではない」という課題が頻繁に発生します。一方で、砂型鋳造ではコストは抑えられるものの、寸法精度や表面品質に限界があり、評価用としては不十分なケースも少なくありません。

このような“板挟み”の状況において、有効な解決策となるのが石膏鋳造です。石膏鋳造は、精密な石膏型を用いて鋳造を行う工法で、ダイカストに近い品質を実現しながら、金型を必要としない点が大きな特長です。つまり、「品質は落としたくないが、初期投資は抑えたい」というニーズに応える“第三の選択肢”として、多くの設計者や購買担当者から注目されています。

【石膏鋳造の特長とダイカストとの違い】
石膏鋳造の最大の魅力は、ダイカストに匹敵する精度と外観品質を実現できる点にあります。石膏型は非常に滑らかで微細な形状再現性に優れており、薄肉形状や複雑形状にも対応可能です。そのため、試作品であっても量産品に近い評価が行えるというメリットがあります。

株式会社ニューテックでは、この石膏鋳造技術を活用し、「ダイカスト同等品質」「金型不要」「少量対応」「短納期」という4つの価値を提供しています。特に金型が不要である点は大きく、通常のダイカストで発生する数十万〜数百万円規模の初期費用を削減できます。

また、納期面でも優位性があります。金型製作工程が不要なため、設計から製品完成までのリードタイムを大幅に短縮でき、開発スピードの向上に直結します。こうした特長により、石膏鋳造は「試作段階での最適解」として位置付けられています。

【適した用途とロット:試作から少量量産まで対応】
石膏鋳造は、数個から300個程度のロットに最適な工法です。特に、以下のようなケースで高い効果を発揮します。

・試作品の機能評価や外観確認
・量産前の設計検証
・市場テスト用の少量生産
・多品種少量の部品製造

例えば、特殊車両や産業機械、医療機器など、製品ごとの生産数量が限られる分野では、石膏鋳造の柔軟性が大きなメリットとなります。また、ダイカストでは対応が難しい少量案件でも、品質を妥協することなく対応できる点が評価されています。

さらに、試作からそのまま少量量産へ移行できるため、工程の一貫性を保ちながら製品化を進められるのも大きな利点です。これにより、設計変更や改善にも迅速に対応でき、開発全体の効率化につながります。

【コスト削減と短納期を実現した導入事例】
実際の現場では、石膏鋳造への切り替えによって大きな成果を上げた事例もあります。ある特殊車両部品では、従来は金型ダイカストでの製造を検討していましたが、生産数量が限られていたため、初期投資と納期が大きな課題となっていました。

そこで石膏鋳造を採用した結果、金型費用が不要となり、トータルコストを約60%削減。さらに、金型製作工程がなくなったことで、納期も約50%短縮することに成功しました。加えて、品質面でもダイカストと遜色ないレベルを確保できたため、機能評価・外観評価ともに問題なくクリアしています。

このように、「品質は維持しながらコストと納期を最適化したい」というニーズに対して、石膏鋳造は非常に合理的な選択肢です。特に開発初期段階においては、リスクを抑えながらスピーディに製品化を進めるための有効な手段となります。

石膏鋳造は、ダイカストと砂型の中間に位置する工法として、今後ますます重要性が高まると考えられます。試作や少量生産でお悩みの際は、その選択肢の一つとして検討する価値が十分にあると言えるでしょう。
https://ja.nc-net.or.jp/company/73417/product/detail/268612/

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